こちらの記事で、失われた30年の長い変化のない常温生活。その「何も変わらない毎日」に慣れ過ぎた常温生活に気づき、新しい生き方働き方暮らし方の一歩を踏み出すヒントをお伝えしました。
「何も変わらない毎日」が続く常温生活から一歩を踏み出す | 新しい生き方働き方暮し方ブログ
https://atarashiihatarakikata.com/articles/38失われた30年の長い変化のない常温生活。その「何も変わらない毎日」に慣れ過ぎた常温生活に気づき、新しい生き方働き方暮らし方の一歩を踏み出すヒントをお伝えします。
「何も変わらない毎日」常温生活が長く続いた失われた30年。
日本は長く、「変わらない毎日」常温生活が続いてきました。
バブルが崩壊して30年間、経済は伸び悩み、収入も上がらず手取りは減っている人も多かった。
でも、長いデフレで物価も上がらないので、生活に困ることはない。
身の回りには、楽しいことも多く、変化がない毎日だけど、
明日も今日と同じなら、それでいい。
個人だけでなく、「変わらないことに慣れ過ぎた社会」でもありました。
そんな“常温”のぬるま湯に浸かるような生き方が、日本の社会全体を包み込み、
この先良くも悪くもならないという時代認識が、いまだに根強く
残っている人も多いのだと思います。
でも、
その間にも全世界的には変化し続け、特に、コロナが開けた頃からグローバル化が加速し、
それに伴って日本でも様々な変化が起こっています。
その環境の変化に気づき、適切な対応を取らないと
「ゆでガエル化」する危険が待ち受けています。
ゆでガエル化とは?
こちらの記事で紹介しましたが、ゆでガエル化とは、緩やかな環境変化下においては、
それに気づかず致命的な状況に陥りやすいという警句。
「自分の当たり前」から抜け出せない代表的な「症候群」4選 | 新しい生き方働き方暮し方ブログ
https://atarashiihatarakikata.com/articles/21時代の変化の中で、古い価値観や思い込みを見直し、「自分の当たり前」から抜け出すことが重要です。今回は、「自分の当たり前」から抜け出せない、代表的な「症候群」を4個ピックアップしてみました。
茹でガエル(ゆでがえる、英語: Boiling frog)とは、緩やかな環境変化下においては、それに気づかず致命的な状況に陥りやすいという警句。生きたカエルを突然熱湯に入れれば飛び出して逃げるが、水に入れた状態で常温からゆっくり沸騰させると危険を察知できず、そのまま茹でられて死ぬという説話に基づく。茹でガエル現象(ゆでガエルげんしょう)、茹でガエルの法則(ゆでガエルのほうそく)とも呼ばれる。
ゆっくりと進行する危機や環境変化に対応することの大切さ、難しさを戒めるたとえ話の一種で、おもに企業経営やビジネスの文脈でよく用いられます。
■環境の変化に気づいて適切な対応をすることの難しさ
ゆでガエル化とは、自分が置かれている環境の変化に気づいてリスクを察知し、
適切な対応をすることの難しさと大切さを表している理論。
時代とともに環境や状況は刻々と変化しますが、その環境や状況に気付かず
リスクを察知できなければ、大きな危機に晒されてしまうという教訓です。
でも、このゆでガエル理論は、
実際は作り話で科学的にも誤りということはわかっています。
この説話そのものは、実際は作り話で科学的にも誤りであることがわかっていますが、経営者や経営学者、経営コンサルタントなどによってまことしやかに語られてきたため、すでに一つの教訓として定着しています。
そんな作り話であるにもかかわらず、説得力をもって使われているのは、様々な現実世界の中で、
該当することが多いためと言われています。
教訓として説得力をもって受け入れられているのは、誰にでも思い当たるフシが
あるからかもしれません。
「急激な変化には危機意識が働くのに対し、変化が緩慢だとそれに慣れ過ぎて、
対応するタイミングを逸しやすい。」
「危機を認識したときには致命的なダメージを負っているというゆでガエルの比喩が、
人間の思考や行動の本質を鋭く突いているからなのでしょう。」
■常温生活でゆでガエルのように少しずつ変化への熱量を失っていく
それは決して笑い話ではありません。私たちは今、社会という大きな鍋の中で
少しずつ“変化に鈍くなる”生活をしているのです。
失われた20年から失われた30年へ 連綿と続いた「何も変わらない毎日」 常温生活で、この先良くも悪くもならないと何も変化のない毎日を過ごしている中で、
・自分の取り巻く環境の変化に気づかず
・その変化に対応しないリスクを察知できず
・なにより変化を切り抜く熱量を失ってしまう
便利で、快適で、刺激が少ない世界。でも、そこには「成長」も「発展」もありません。
常温生活は、心の温度を少しずつ下げていく。
何かを感じても、「まあいいか」と見過ごしてしまう。
そんな小さな諦めが積み重なり、いつしか人生そのものが“静止”していくのです。
取り巻く環境は確実に変化し動き出している
私たちを取り巻く環境は目に見えないレベルで変化が進行しています。
2020年代に入り、コロナを経て、世界は再び大きく動き始めました。
世界は一気に再加速しました。
• コロナ後、国境を超えた人と情報の移動が復活
• 生成AIなどの技術革新が、仕事や学びの前提を一変
• 気候変動やエネルギー問題で、世界規模の変化が加速
• グローバル化が再び加速し、気候、経済、戦争など、あらゆるリスクが複雑に絡み合う。
つまり、「変わらない」でいられる時代は終わったのです。
そして日本も、長かった“デフレスパイラル”から脱しインフレへと転換し、物価も、
社会構造も、確実に変わり始めています。
・グローバル競争で企業がデジタル投資を急速に拡大
・構造改革による早期退職や黒字リストラする企業が増加
・リモートワーク、副業解禁、ジョブ型雇用など働き方の変化
・物価高に合わせた平均賃金の上昇格差
・人口減少、少子高齢化、気候変動など社会構造の変化
もう、「昨日と同じ明日」は約束されていません。
「VUCA時代の到来」に漫然と未来を迎える危険性
「今のままでいいや」と思っていると、気づいたときには取り残されているかもしれません。
• 今までのスキルや経験が時代遅れになる
• 生き方働き方の選択肢が狭まる
• 孤独化など健康や人間関係に支障が出る
変化に気づかず、何も手を打たないことこそが最大のリスクです。
社会の温度が上がり始めた ― VUCA時代の現実。
そして今、世界は急速に“再加熱”しています。
生成AIが仕事や学びを根本から変え、気候変動や国際紛争が予測不能なリスクを生み、
グローバル経済が拡大してグローバル競争が強まり、人口減少が加速して社会保障や
人手不足などに影響し始めている。
コロナが明けてから、いよいよVUCA時代に突入したとも言えます。
先が見えない「VUCAの時代」に人生の不安を解消する方法 | 新しい生き方働き方暮し方ブログ
https://atarashiihatarakikata.com/articles/19今、先が見えない「VUCA時代」に突入しています。生き方働き方暮らし方の視点からVUCAを分析し、その変化への対応、未来の人生の不安を解消する方法のヒントを考えていきます。
変化が激しく予測ができない未来が待ち受けています。
文部科学省の中央教育審議会も、こうした変化を受けて次のように示しています。
予測できない未来に対応するためには、社会の変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して、一人一人が自らの可能性を最大限に発揮し、よりよい社会と幸福な人生を自ら創り出していくことが重要である。
つまり、これからの変化が激しい時代は、社会の変化に適応し、
「社会に合わせて生きる」ではなく「社会と共に創る」時代。
自分の可能性を最大限に発揮できる時代でもあります。
そのためには、昭和型の受け身ではなく、能動的・主体的に社会の変化に対処することが重要です。
そして、より良い社会と幸福な人生を自ら作り出していくこと。
何も変わらない常温生活をし続け、漫然と未来を迎える危険性に気づき、
熱量を維持しながら変化への対処をし、自分らしい未来を切り拓くことが大切です。
まとめ:変化を味方にする生き方へ
VUCA時代には、何も変わらない常温生活のゆでガエル化から脱し、「環境」の変化に気づくことが大切です。
自分を取り巻く「環境」の変化に敏感になる必要があります。
自分の変わらない枠組みの中だけでは気づきにくいので、自分の枠組みを広げることも大切です。
この先は良くも悪くもならないという認識を見直し、モチベーションを保ち熱量を持ち続けること。
1. 定期的に自分の環境を見直す
仕事、生活、人間関係に変化がないかチェック
2. 小さな挑戦を続ける
新しいスキルを学ぶ、新しい人と関わる
3. 情報をアップデートする
ニュースやトレンドを意識的に取り入れる

「okinawa未来カレッジ」は、誰もが自分らしい明日へ一歩を踏み出せる、 未来に向かって前進し、新しいライフサイクルを創り出すコミュニティーを目指します。