「なぜかいつも他人の顔色を伺ってしまう」
「ちゃんとやっているのに満たされない」
「自分が何をしたいのか分からない」
「周囲に合わせるのが当たり前になっている」
こうした状態に心当たりはありませんか?
そして、
「自分らしく生きたい」
のに、
「自分の人生を生きている実感が持てない」
こちらの記事で紹介した スティーブジョブズが語っている
他人の人生を生きている=自分の人生を生きていない
状態です。
「他人の人生を生きるな」スティーブ・ジョブズが残した人生の歩き方 | 新しい生き方働き方暮し方ブログ
https://atarashiihatarakikata.com/articles/18大きな時代の転換点にある今、自分は何を求めているのか、自分はどんな人生を歩いていきたいのか、人生の歩き方に悩んでいる人も多いと思います。 人生の歩き方に悩んでいる人に、「他人の人生を生きるな」で有名なスティーブ・ジョブズが米スタンフォード大学の卒業式での伝説のスピーチから、そのスピーチを聞いた学生たちのその後の人生の歩き方を見ながら、人生の歩き方のヒントとなるメッセージをピックアップします。
なぜ「自分の人生を生きている感覚」が持てないのか
これは、単なる性格や自己肯定感の問題ではありません。
実はその背景には、幼少期の環境による自分起点の経験の欠如が深く関係しています。
キーワードは、三つの間(時間・空間・仲間)です。
自分らしく生きられない「自分起点」の欠如
自分起点の欠如とは何か、自分の意思・感情・価値観よりも外側の基準を優先してしまう状態。
これは単なる「優しさ」や「気遣い」ではなく、もっと根源的な構造の問題です。
■自分起点の欠如とはどういう状態を指すのか
「自分起点が欠けている」状態とは、
“自分の意思・感情・価値観よりも、外側の基準に自分を合わせてしまう状態” のことです。
例えばこんな傾向が出やすいです:
•他人の期待や評価を優先してしまう
•「どうしたいか」より「どう思われるか」で動いてしまう
•自分の感情に気づきにくい
•何かを選ぶときに“正解探し”をしてしまう
•行動の理由が「〜すべき」「〜しないといけない」になりがち
こういう状態が続くと、人生の舵を自分ではなく外側に握られているような感覚になり、
人生を自分で自己コントロールしている感覚が弱くなります。
ジョブが言う、ドグマ(世の中の常識や規範など)に縛られて、
他人の人生を生きている状態とも言えます。
■自分起点で行動するとは何か
「自分起点」とは、自分自身の価値観や思考を基に行動することを指します。具体的には、自己管理能力を高め、自分のペースで仕事を進めることや、自らのミッションを見出し、主体的に行動することが含まれます。例えば、他者の期待に応えるのではなく、自分の信念に基づいて行動すること。
自分起点で行動することは、わがままになることとは全く違います。
自分の内側にある感情・価値観・欲求を、行動のスタート地点に置くこと。
自分起点で行動する順番は、
1. 私はどう感じている?(身体感覚)
2. 私はどうしたい?(欲求・価値観)
3. そのうえで、他者や状況とどう折り合いをつける?(調整)
という順番になります。
■自分起点で行動しないと自分が主役の人生を失う
自分起点が欠如し他者起点になってしまうと、
●自分がどう感じているかわからない
●自分はどうしたいのかはっきりしない
●自分が曖昧な状態なため周囲や状況と折り合いがつかめない
状態になってしまいます。
自分起点でで行動しないと
いつまでも自分の人生を生きている感覚が持てません。
自分起点が欠けている他者起点の行動
1.他者や状況に合わせる
2.その中で自分ができることを探す
3.最後に、自分の感情や欲求を“後付けで”理解しようとする
この行動が続くと、 「自分の人生を生きている感覚」そのものが薄れていき、
いつまで経っても 「自分が主役の人生」 になりません。
「自分起点」の欠如はなぜ起こるのか
自分の人生を生きている実感に影響する「自分起点」の欠如はなぜ起こるのか?
これは性格の問題というより、
環境や経験の積み重ねで形成されることが多いと考えられます。
•子どもの頃から「良い子」でいることを求められた
•失敗や衝突を避けるために周囲に合わせてきた
•他人の感情に敏感で、気を遣うタイプ
•自分の欲求を後回しにする癖がついている
こうした背景があると、
「自分を起点にする」という発想そのものが育ちにくくなります。
多くの大人は、気づかないうちに
•他者の期待
•役割(親・上司・部下・配偶者)
•社会的な「こうあるべき」 に自分の軸を明け渡してしまいます。
その結果、
「自分の時間」「自分の空間」「自分の仲間」 という“三間”が削られ、
自分を起点に考える感覚そのものが弱くなります。
三間はすべて 「自分起点の感覚」を育てる土台 になっている。
つまり、三間の欠如は「自分起点の感覚の喪失」を引き起こし、
逆に言えば、三間を取り戻すことは「自分起点の回復」につながると考えられます。
自分起点で主体性のOSを創る「三つの間(三間)」
これほどまでに「自分起点」で動けない大人が増えたのか。
その答えは、幼少期の外遊びの中にあります。
かつての日本には当たり前に存在した、3つの「間」が失われたことが原因です。
■三間(時間・空間・仲間)が自分起点とどう関係するのか
1. 時間(じかん) → 自分の内側を感じる力を育てる
•自分の感情に気づく
•自分の欲求を言語化する
•自分のペースを取り戻す
時間が奪われると、 「私はどう感じている?」が分からなくなる。
2. 空間(くうかん) → 自分と世界の境界線を育てる
•自分の領域を持つ
•自分の影響力を実感する
•自分の世界を整える体験をする
空間が乱れると、 「自分の世界を自分で整える」という因果体験が失われる。
3. 仲間(なかま) → 自分の存在が他者に影響する感覚を育てる
•自分を尊重してくれる関係
•自分の言葉が届く経験
•自分の行動が他者に影響する実感
仲間がいないと、 「自分が世界に影響を与えている」という感覚が育たない。
三間はすべて 「自分起点の感覚」を育てる土台 になっています。
■三間が主体性のOSを育む
三間(さんま)で得られる経験・能力
時間(じかん)誰にも邪魔されず、自分の好奇心に従って「決める・試す・失敗する」経験
空間(くうかん)自分の身体感覚を頼りに、自由に動き、探索し、世界を広げる経験
仲間(なかま)利害関係のない対等な関係の中で、主張し、調整し、信頼を築く経験
外遊びの三つの間が十分にあると、子どもは自然とこういう経験を積みます
•自分で決める
•自分で試す
•自分で失敗する
•自分で調整する
•自分で関係を築く
つまり、
「自分を起点にして世界と関わる」 という感覚が育ちます。
逆に、三つの間が不足していると
•判断を他者に委ねる
•行動の理由が外側にある
•自分の感情や欲求に気づきにくい
•失敗を避けるために“正解”を探す
といった傾向が強まり、 自分を起点にする意識が育ちにくくなり、
これは大人になっても続きます。
この三つの間が揃うことで、
子どもは「自分を起点にして世界に働きかけ、世界が変わる」という因果体験を積みます。
この経験こそが、大人になっても揺るがない主体性のOSとなります。
配慮範囲(時間軸×関係軸)の狭さと自分起点の関係
■自分が動けば世界が変わるという体験
「配慮範囲が狭い」というのは、なぜ「三間」がないと運が悪くなるのか?(認知的焦点化理論)。 この理論では、「配慮範囲(時間軸×関係軸)が広い人ほど運が良くなる」とされています。
認知的焦点化理論のロジック:
•配慮範囲が狭い人(利己的): 「今だけ・自分だけ」に執着し、長期的には周囲の信頼を失い、損をする。
•配慮範囲が広い人(利他的): 「未来・社会全体」を俯瞰でき、周囲からの協力が得られ、チャンス(運)に恵まれる。
三間が不足した環境で育つと、この「配慮範囲」を広げるトレーニングが圧倒的に不足します。
「自分が動けば世界が変わる」という成功体験(=自己拡張の感覚)がないまま大人になると、
未知の他者や遠い未来にまで思いを馳せる余裕が持てず、
結果として配慮範囲が狭い=運が悪い状態に固定されてしまうのです。
自分の行動が周囲にどう影響するかを感じ取る力が育つ経験が不足し、
「自分と世界の因果関係を体験する機会の不足」 が蓄積されます。
■配慮範囲(時間軸×関係軸)が狭い人に起きていること
これは単に“気が利かない”という話ではなく、もっと根源的な問題です。
•自分の身体感覚が育っていない
•他者の存在を“実感”として感じる経験が少ない
•自分の行動が周囲にどう影響するかのフィードバックが少ない
•自分の行動の結果を実感する機会が少ない
•大人が先回りして危険や不快を取り除きすぎるため因果体験が乏しい
こうした環境だと、
「自分がどう動くか」→「周囲がどう変わるか」 という因果関係を体験できないため、
主体性の土台が育ちにくくなります。
つまり、
「自分が動く → 世界が変わる」 という感覚が育ちにくくなります。
これは主体性の根っこにある感覚なので、ここが弱いと
•自分の選択に自信が持てない
•他者の反応が怖い
•行動の影響を想像できない
•結果として“自分起点”がますます弱くなる
という悪循環が起きてしまいます。
■ 時間軸 × 関係軸の配慮範囲のマトリクス
「時間軸×関係軸」の配慮範囲のマトリクスを考えて見ます。
● 時間軸
•過去:経験・記憶・後悔・成功体験
•現在:今の行動・選択
•未来:展望・期待・不安・計画
● 関係軸
•自分
•他者(家族・友人・職場)
•社会
この2軸が交差することで、
「誰のために、いつの視点で行動しているか」 が決まります。
例
•他者 × 未来 → 他人の期待に合わせた将来設計
•他者 × 現在 → 周囲の都合に合わせた行動
•自分 × 過去 → 自分の経験に基づく判断
•自分 × 現在 → 今の自分の状態を尊重した選択
自分起点が弱いと、 このマトリクスの「他者側」に偏り続けます。
「他者」依存のため自分の未来は想像できず、
自分で将来設計を組み立てることができません。
■三間の経験がこのマトリクスにどう影響するか
外遊びで重要とされる 時間・空間・仲間 の三間は主体性を育てる基盤そのものです。「時間軸×関係軸」の配慮範囲のマトリクスがそれぞれにどう影響するか考えてみましょう。
■ 時間(じかん)
十分な時間があると、子どもは自分のペースで試行錯誤できます。 逆に時間が細切れだと、常に「次どうする?」と外側に合わせる癖がつきやすい。
自分のための時間がないと、 「自分 × 現在」の領域が薄くなる。
→ 他者の予定に合わせる人生になりやすい。
■ 空間(くうかん)
自由に動ける空間は、探索・挑戦・工夫を促します。 空間が制限されすぎると、行動が“管理される側”に寄り、自分の判断を使う機会が減る。
自分の空間が乱れると、 「自分 × 過去・現在」の整理ができない。
→ 自分の感情や思考が混線しやすい。
■ 仲間(なかま)
仲間との関わりは、交渉・協力・衝突・調整など、主体性と社会性を同時に育てる場。 仲間がいない、あるいは大人が介入しすぎると、自分で考える前に“指示待ち”になりやすい。
自分を尊重してくれる関係がないと、 「自分 × 未来」のイメージが持てなくなる。
→ 他者基準の未来を生きることになる。
体験できないため、主体性の土台が育ちにくくなります。
■自分らしい人生を阻害する悪循環
三間の欠如、自分起点、配慮範囲、主体性、他者起点など、
自分らしい人生を阻害する悪循環が見えてきます。
① 三間の欠如
↓
② 自分起点の感覚が弱まる
↓
③ 配慮範囲が狭くなる(因果体験の不足)
↓
④ 主体性が育たない
↓
⑤ 他者起点で生きるようになる
↓
⑥ さらに三間が奪われる
自分らしい人生を阻害する悪循環になっています。
生活範囲は縮小し、自分の人生を生きている感覚がどんどん薄れます。
逆に言えば、
三間を取り戻し自分起点の感覚・行動を起こすことは、
この悪循環を断ち切り、自分らしい人生を取り戻す行為 になると考えられます。
自分らしく生きたいなら失われていた「自分起点」の感覚を呼び覚ます
大人からでも「三間」は取り戻せます。
絶望する必要はありません。主体性とは固定された性格ではなく、「経験の蓄積」です。
大人になった今からでも、意識的に自分起点で三間を再構築することで、
配慮範囲を広げ、運を好転させることができます。
① 自分のための「時間」を確保する
1日15分でもいいので、誰の期待にも応えない、効率も求めない、
自分の好奇心のためだけの時間を確保してください。
② 自分の「空間」を整え、拡張する
自分が心地よいと感じる場所を確保し、そこから少しずつ
「行ったことのない場所」へ物理的に移動する距離を伸ばします。
③ 損得抜きで尊重し合える「仲間」と関わる
役割(会社や家庭)を脱ぎ捨てた、一人の人間として対等に
話せるコミュニティに身を置いてください。
これらを意識的に取り戻すことで、 失われていた「自分起点」の感覚は再び動き始めます。
まとめ:三間は自分らしく生きる「自分起点の源泉」である
「自分らしい人生を生きている実感がない」のは、三間を失い、配慮の面積が収縮してしまっているからです。
逆に、あなたが自分を起点にし、三間を取り戻すことは、あなた自身の「配慮範囲」を広げ、運を引き寄せる科学的な生存戦略になります。
三間がある → 自分起点が育つ →自分らしく生きる→配慮範囲が広がる → 運が良くなる
他者起点から自分起点にして、自分の人生を拡張する。
まずはあなた自身が「自分起点のOS」を再起動させることから始めてみませんか?

「okinawa未来カレッジ」は、誰もが自分らしい明日へ一歩を踏み出せる、 未来に向かって前進し、新しいライフサイクルを創り出すコミュニティーを目指します。